オーストラリア市場レポート 9月17日:好調なウォール街
最悪の時期は過ぎたという前向きな心理から高リスク資産に対する投資家たちの積極性が増したことにより、昨夜のウォール街は堅調な上昇を記録した。金融株の買いや米国の工業生産データにおける大幅上昇により、株式は押し上げられた。
最悪の時期は過ぎたという前向きな心理から高リスク資産に対する投資家たちの積極性が増したことにより、昨夜のウォール街は堅調な上昇を記録した。金融株の買いや米国の工業生産データにおける大幅上昇により、株式は押し上げられた。
投資家たちによる工業株・原材料株の買いが進み、昨夜のウォール街は値を上げて取引を終えた。一方、米国と中国の間での貿易摩擦に対する恐怖感は、ある中国の資産ファンドが米国の発電所 AES における少数株取得に向けた交渉を行っているというニュースにより埋め合わされた。
昨夜の米国株式は工業株に先導され4取引連続の上昇となった。しかし連邦準備金制度によるレポートにおいて消費者支出が依然として弱く小売売上げが横ばいとなっていることが示されたことから、市場心理は落ち込んだ。また同レポートでは、労働市場の状況が全部門において引き続き低調であったことも示された。
一次産品価格が急騰したことから、昨夜の米国株式は上昇した。 Kraft Foods による Cadbury に対する167億米ドルでの買収入札は、このオファーそのものは拒否されたものの合併・買収活動における回復への市場信頼感を後押しした。
米国市場は休日・労働者の日のため閉場となった。ヨーロッパとアジアの市場では月曜日に力強い上昇が見られた。
中国の鉄鋼マーケットが回復の兆しを見せていることから、ニッケル価格が2010年には約9%回復する見込みであると、Minara Resources Ltd(ASX:MRE)のchief executive、Peter Johnston氏が語った。
8月の製造業データが好調であったにもかかわらず、ウォール街は3取引連続での下落となった。この急落は、各銀行の見通しに対する不安や同市場において歴史的に最も不調な月となっている9月に対する懸念によるものであった。