オーストラリア市場レポート 8月28日:米国経済の縮小ペースは減速
一連の金融企業の上昇や原油価格の反発によるエネルギー株の上昇を受け、木曜日のウォール街は8日連続の上昇で取引を終えた。米国政府による GDP 数値では、米国経済が第2四半期に年間ペースで1%縮小したことが示された。これは1.5%の低下としていたアナリストたちの見通しよりも良い内容となった。
一連の金融企業の上昇や原油価格の反発によるエネルギー株の上昇を受け、木曜日のウォール街は8日連続の上昇で取引を終えた。米国政府による GDP 数値では、米国経済が第2四半期に年間ペースで1%縮小したことが示された。これは1.5%の低下としていたアナリストたちの見通しよりも良い内容となった。
新築住宅販売における予測を上回る上昇や耐久消費財発注の増加が見られたが、水曜日の米国株式はほぼ変化なく取引を終えた。投資家たちが警戒を続け、反発からの利益分の確保に動いたため、市場は前向きなデータに対し反応を示さなかった。
米国の中古住宅販売データを受けた投資家たちが不況は終わったとの確信を強めたことから、金曜日のウォール街は4日連続の上昇を記録した。先週1週間においてダウ・ジョーンズ工業平均は約2%上昇、Standard & Poor's 500指数は2.2%上昇した。
世界最大の清涼飲料用プラスチックボトルメーカーであるAmcor Ltd. (ASX:AMC)は、火曜日、同社がRio Tinto (ASX:RIO) のAlcan Packaging事業の一部を20億2,500万米ドルで買収し、アジアとヨーロッパにおける既存の事業を拡大することを発表した。
予測よりも良い内容の米国製造業調査データが発表されたにも関わらず、昨夜の米国株式は大幅に下落した。アジアやヨーロッパ市場での下落が米国株式に大きな圧力を掛けた。月曜日の上海株式は5.8%下落した。
Rio Tinto Ltd. (ASX:RIO) は、Fortescue Metals Group Ltd. (ASX:FMG)が世界中で独自に顧客と交渉を行っているため、Fortescue社と中国の鉄鉱業者が合意した価格は2009会計年度の価格に妥当と思わないと語っている。
8月における低調な消費者心理や7月の小売売上げでの予想外の減少が報告されたことを受けて、金曜日のウォール街は少ない取引量のなかで値を下げて取引を終えた。この低調な内容の報告により、投資家たちは最近の反発からの上昇分の確保に傾いた。