アジア市場レポート:12月8日
抑圧された経済や低インフレのため、金利は長期間にわたり低水準で設定される予定であると連邦準備金制度の Ben Bernanke 議長が語ったことから、昨夜のウォール街は横ばいで取引を終えた。
抑圧された経済や低インフレのため、金利は長期間にわたり低水準で設定される予定であると連邦準備金制度の Ben Bernanke 議長が語ったことから、昨夜のウォール街は横ばいで取引を終えた。
感謝祭の休暇に先立ち上向きな一連の経済データに支えられた昨夜の米国株式は、13ヶ月間での最高水準で取引を終えた。あるレポートでは米国での失業手当の初回請求件数が昨年9月以降での最低水準へ減少したことが示された。米国での収入は10月に0.2%増加、消費者支出は0.7%増加した。新築住宅販売は予想外の6.2%増を記録した。
予想よりも良い内容となった住宅販売に支えられ、昨夜の米国株式は力強い上昇を記録した。中古住宅販売は9月の554万戸から10.1%増の年率610万戸であった、と全米不動産協会は語った。金利がゼロ近くに据え置かれるとの予測を受け、月曜日の米ドルは値を下げた。
Dell による落胆的な業績報告が米国株式を引き下げたため、金曜日の米国株式は3日連続での下落となった。トレーダーたちに対し米ドル買いを推進すべく、補助的な刺激策が近く弱められることを欧州中央銀行の Jean-Claude Trichet 総裁が示唆したことから、エネルギー・原材料企業に圧力が掛かった。
金曜日のアジア各国の株式市場は、ウォールストリートが下げを記録したことを受けた投資家感情の高まりから総じて下落した。主要指標の日経平均株価は一時9500円に下落、約4か月ぶりの 安値を付けた。主要通貨が米ドルに対して下落している一方で、引き続き円高状況が続いている。
主要小売業者や The Walt Disney Co からの前向きな業績により、金曜日の米国株式は後押しを受けた。記録的な数の米国企業が第3四半期における業績見込みを上回った。大半の企業が報告を終えた今週、小売売上げ・インフレ予測・住宅着工数などの新たな経済データに注目が集まる。
先日の米国株式市場は、G20の財務大臣ならびに中央銀行が回復の兆しが確実になるまで景気刺激策を継続することを約束したことを受けて、今年最高の高値を記録した。ダウ・ジョーンズ平均株価は200ポイント上昇、インデックスの30のうち29が上昇を記録した。