アジア市場レポート:2月12日
木曜日のアジア各市場は値を上げた。香港のハンセン指数は1.9%上昇、韓国の Kospi は1.8%上昇した。中国の上海総合は、消費者物価指数の遅いペースでの上昇が金利引上げに対する懸念を和らげたものの、旧正月前の少ない取引において横ばいで取引を終えた。
木曜日のアジア各市場は値を上げた。香港のハンセン指数は1.9%上昇、韓国の Kospi は1.8%上昇した。中国の上海総合は、消費者物価指数の遅いペースでの上昇が金利引上げに対する懸念を和らげたものの、旧正月前の少ない取引において横ばいで取引を終えた。
中国の貿易数値が期待をはずれた内容だったことから、中国経済の失速への懸念が生じオーストラリア市場は前半の上昇分を帳消しにした。市場に大きな影響力を有するBHP BillitonならびにCommonwealth Bankの収益報告が上昇要因となり、マーケットは僅かに値を上げて取引を終了した。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は8.3ポイント・0.2%上昇の4,513.4ポイント、全株価指数は12.3ポイント0.3%上昇し4,533ポイントとなった。
オーストラリア株式は水曜日、メディア・グループNews Corpが前向きな収益結果を示したことから値を上げた。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は42.6ポイント・0.9%上昇の4,647.9ポイント、全株価指数は44.4ポイント・1%上昇し4,673.2ポイントとなった。
「一定の延長期間」中は金利をゼロ近くで維持するとの米国連邦準備金制度による確約を受け、木曜日のアジアの株式市場は大半が反発した。しかし、これは一時的な反発となるだろうとアナリストたちは予測する。昨日、日本の日経は上向きな業績報告に支えられ1.6%上昇した。香港のハンセン指数は1.6%上昇、韓国の Kospi は1.0%上昇、台湾の Taiex は1.8%上昇した。
オーストラリア株式市場は、NABがAXA Asia Pacific Holdingsの国内およびニュージーランド事業買収に対する予期せぬ入札に反応し反落した。Woodsideの資金調達もまた市場の後退を後押しした。僅かに高値を維持して取引を終了時し、S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は8.4ポイント・0.18%上昇し4670.3ポイント、全株価指数は13.5ポイント・0.29%上昇の4,689.6ポイントとなった。
アラブ首長国連邦ドバイ首長国政府が声明を発表し、同政府ががアブダビ首長国から100億米ドルの支援を受け、Dubai Worldならびに関連不動産開発会社Nakheelの債務の一部を返済することを明らかにした。同ニュースを受けオーストラリア株式市場は、取引後半に上昇した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は、取引前半で4608.30まで値を下げたものの、取引終了時には0.4%上昇し4,654ポイントとなった。全株価指数は16.8ポイント・0.4%上昇し4,668.20ポイントとなった。
金曜日多くのアジアの株式は、アメリカの強い経済数値が投資家の自信を押し上げ、寄付きで上昇した。本日、一連の中国経済情報が注目される。中国の鉱工業生産指数、消費者物価指数、および小売売上高に関する主要な公式数値が、本日発表される予定である。