オーストラリア市場レポート 8月20日:好調な米国石油先物
アジア各市場において広範囲にわたる売りを引き起こした上海株式での大幅下落により、昨夜の米国株式は値を下げて取引を開始した。しかし、需要改善の期待によりエネルギー企業が支えられたことを受けて、ウォール街は値を上げて同日の取引を終えた。米国エネルギー省が米国の石油在庫が予想外に減少したと発表したことを受けて、米国石油先物は上昇した。
アジア各市場において広範囲にわたる売りを引き起こした上海株式での大幅下落により、昨夜の米国株式は値を下げて取引を開始した。しかし、需要改善の期待によりエネルギー企業が支えられたことを受けて、ウォール街は値を上げて同日の取引を終えた。米国エネルギー省が米国の石油在庫が予想外に減少したと発表したことを受けて、米国石油先物は上昇した。
8月における低調な消費者心理や7月の小売売上げでの予想外の減少が報告されたことを受けて、金曜日のウォール街は少ない取引量のなかで値を下げて取引を終えた。この低調な内容の報告により、投資家たちは最近の反発からの上昇分の確保に傾いた。
金曜日に発表される予定の主要な雇用データに対し投資家たちが不安を抱いたことから、木曜日の米国株式は2日連続で下落した。同データにおいて失業率が26年間での最高値となった6月の9.5%から上昇し9.6%になるものと経済専門家の多くは予測している。
金融部門での買いが進み、昨夜の米国株式は若干高での取引となった。投資家たちが3週間の力強い反発から得た上昇分を確保することから、アナリストたちは反発後の短期的な補正期間を予測している。
木曜日の米国株式は、予測よりも良い内容の業績報告に支えられ全体的に上昇した。同市場での反発により各主要指数は年間最高水準での終値へと押し上げられた。
トレーダーたちが経済見通しに対し警戒したことから、昨日のオーストラリア市場は横ばいで取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1ポイント・0.03%上昇し3,767.9、全株価指数は1.8ポイント・0.05%下落の3,766.0ポイントとなった。今日はオーストラリア統計局から発表される失業率に投資家たちの注目が集まるものと見られる。
金曜日のアジアおよびヨーロッパ市場は下落した。一方、ウォール街は休日で閉場となった。望ましくない失業データにより米国株式が下落したことを受けて、金曜日のオーストラリア株式は値を下げて取引を終えた。また一次産品価格も低下した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は49.1ポイント・1.27%下落し3,828.2、全株価指数は48.6ポイント・1.25%下落の3,826.6ポイントとなった。オーストラリア準備銀行は火曜日の役員会開催後に公定歩合を発表する予定である。