オーストラリア市場レポート 11月10日:継続して回復
先日の米国株式市場は、G20の財務大臣ならびに中央銀行が回復の兆しが確実になるまで景気刺激策を継続することを約束したことを受けて、今年最高の高値を記録した。ダウ・ジョーンズ平均株価は200ポイント上昇、インデックスの30のうち29が上昇を記録した。
先日の米国株式市場は、G20の財務大臣ならびに中央銀行が回復の兆しが確実になるまで景気刺激策を継続することを約束したことを受けて、今年最高の高値を記録した。ダウ・ジョーンズ平均株価は200ポイント上昇、インデックスの30のうち29が上昇を記録した。
米国の失業率が9月の9.8%から上昇し10月に10%を超えたことが労働省の報告により示されたものの、金曜日のウォール街は若干の上昇を記録した。しかし失職数は1年超の期間での最低水準へ低下した。
いくつかの力強い業績報告がなされたものの、低調な住宅レポートを受けた昨夜のウォール街は下落した。個人所有住宅の着工数は予測を下回る0.5%増の59万棟となった、と商務省は語った。
石油価格の急騰がエネルギー企業を支え、木曜日の米国株式は新たに2009年の最高水準へ上昇した。米国のガソリン備蓄が先週大幅に減少したと政府が語ったことから、ニューヨーク原油先物は3%超上昇し、1年間での最高水準となる1バレルあたり77.58米ドルとなった。
オーストラリア二大資源大手BHP Billiton (ASX:BHP)とRio Tinto (ASX:RIO)は今日、共同で鉱石を販売するジョイントベンチャーの計画を白紙に戻すと発表した。
企業業績報告の波に先立ち投資家たちが利益確保に動いたことから、テクノロジー部門における買収ニュースが相殺され、昨夜の米国株式は入り混じった状態で取引を終えた。ダウ指数は若干安で取引を終えたが、ハイテク比重の高いナスダック総合は Cisco による Starent Networks 買収取引を受けて上昇した。
優良企業の業績報告を受けた市場の信頼感に支えられ、昨夜のダウジョーンズ工業平均は心理的な節目となる1万ポイントへ近づく上昇を記録した。原油価格の急騰を受けたエネルギー株も上昇した。