オーストラリア市場レポート12月22日:銀行株と小売業株主導で反発
月曜日のオーストラリア株式市場は、一次産品価格の上昇による資源セクター株の高騰に先導され、値を上げて取引を開始したが、僅かに値を下げて取引を終了した。主要銀行株と生活必需品関連株が引き戻し原因となった。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は6.4ポイント・0.14%下落し4644.1ポイント、全株価指数は6.1ポイント・0.13%下落の4665.8ポイントとなった。
月曜日のオーストラリア株式市場は、一次産品価格の上昇による資源セクター株の高騰に先導され、値を上げて取引を開始したが、僅かに値を下げて取引を終了した。主要銀行株と生活必需品関連株が引き戻し原因となった。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は6.4ポイント・0.14%下落し4644.1ポイント、全株価指数は6.1ポイント・0.13%下落の4665.8ポイントとなった。
ギリシャ債務に対する1ヶ月で2度目の格下げや Citigroup の資金調達を受けて、昨夜のウォール街株式は大幅下落となった。投資家たちがリスク性の高い資産を削減したことから、米ドルは反発した。他の一連の主要通貨に対する価値を測る米ドル指数は、3ヶ月超の間での最高水準へと上昇した。
オーストラリア株式市場は、NABがAXA Asia Pacific Holdingsの国内およびニュージーランド事業買収に対する予期せぬ入札に反応し反落した。Woodsideの資金調達もまた市場の後退を後押しした。僅かに高値を維持して取引を終了時し、S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は8.4ポイント・0.18%上昇し4670.3ポイント、全株価指数は13.5ポイント・0.29%上昇の4,689.6ポイントとなった。
抑制された回復を支援するために金利を記録的な低水準で維持することを米国連邦準備金制度が決定したことから市場が揺れ、昨夜の米国株式は入り混じった状態で取引を終えた。同中央銀行による前向きな経済見通しは、速いペースでの金利引上げに関する憶測につながった。
予測よりも高い11月の米国生産者物価指数がインフレに対する懸念を拡大したため、昨夜のウォール街では4日間の上昇基調が止まった。火曜日のアジア各市場は入り混じった状態で取引を終えた。一部の都市において急騰する住居用不動産価格の抑制を計画していると中国の国務院が語ったことを受けて、中国の上海総合と香港のハンセン指数は下落した。
オーストラリア株式市場は火曜日、ドバイの金融危機緩和を受けて静かな展開の中で値を上げて取引を終了した。国内市場はまた、資源大手Exxonが300億米ドルでXTOを買収したニュースや、オーストラリア農業資源経済局(ABARE)発表の鉄鉱石やコークス用炭の輸出見通しに影響を受けた。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は19.5ポイント・0.4%上昇し4673.5ポイント、全株価指数は19.6ポイント・0.4%上昇の4,687.8ポイントとなった。
アラブ首長国連邦ドバイ首長国政府が声明を発表し、同政府ががアブダビ首長国から100億米ドルの支援を受け、Dubai Worldならびに関連不動産開発会社Nakheelの債務の一部を返済することを明らかにした。同ニュースを受けオーストラリア株式市場は、取引後半に上昇した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は、取引前半で4608.30まで値を下げたものの、取引終了時には0.4%上昇し4,654ポイントとなった。全株価指数は16.8ポイント・0.4%上昇し4,668.20ポイントとなった。