アジア市場レポート:12月17日
抑制された回復を支援するために金利を記録的な低水準で維持することを米国連邦準備金制度が決定したことから市場が揺れ、昨夜の米国株式は入り混じった状態で取引を終えた。同中央銀行による前向きな経済見通しは、速いペースでの金利引上げに関する憶測につながった。
抑制された回復を支援するために金利を記録的な低水準で維持することを米国連邦準備金制度が決定したことから市場が揺れ、昨夜の米国株式は入り混じった状態で取引を終えた。同中央銀行による前向きな経済見通しは、速いペースでの金利引上げに関する憶測につながった。
水曜日のオーストラリア株式市場は、オーストラリア統計局が発表したGDP数値が予想を下回る経済成長を示す結果であったことを受けて値を下げた。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は11.6ポイント・0.2%下落し4661.9ポイント、全株価指数は11.7ポイント・0.2%下落の4,676.1ポイントとなった。
今朝のアジア株式は大半が横ばいで取引を開始した。消費者部門のレポートが投資家の信頼感を引き上げたことから、金曜日のウォール街は値を上げて取引を終えた。このデータにより、米国の金利が近々引き上げられるのではないかという期待が高まった。中国の力強い成長データを受け、イギリスやヨーロッパの株式も上昇した。
木曜日のオーストラリア株式市場は、予想以上の改善を示した雇用統計の発表後にも関わらず5営業日連続で下落した。特に資源関連株式と一般消費財関連企業株式を中心に値を下げた。取引終了時、S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は31.2ポイント・0.7%下落し4,606.7ポイント、全株価指数は29.7ポイント・0.6%下落の4,622.9ポイントとなった。
今日アジア主要各国の市場はドバイの負債問題により打撃を受けた。日本の日経株価指数は金曜日約2%低く開始し、香港のハンセン指数は、銀行が海外資産が大きく下落にさらされ、開始時約3%下がった。
木曜日のアジア各国の株式市場は、ウォールストリートが堅実に値を上げたにもかかわらず概して値下がりした。東京株式市場は、円高が投資家感情をくじく原因となり低値で取引を開始した。香港市場では、China Minsheng Banking Corpがハンセン指数の上昇に貢献することはなかった。上海株式ならびにソウル株式も同様に値を下げた。
感謝祭の休暇に先立ち上向きな一連の経済データに支えられた昨夜の米国株式は、13ヶ月間での最高水準で取引を終えた。あるレポートでは米国での失業手当の初回請求件数が昨年9月以降での最低水準へ減少したことが示された。米国での収入は10月に0.2%増加、消費者支出は0.7%増加した。新築住宅販売は予想外の6.2%増を記録した。