アジア市場レポート:1月27日
消費者信頼感データや Apple からの力強い収益報告により後押しされた前半の上昇分を失い、火曜日の米国株式は若干安で取引を終えた。銀行規制案に対する不安が続いたことから、投資家たちは警戒を続けた。
消費者信頼感データや Apple からの力強い収益報告により後押しされた前半の上昇分を失い、火曜日の米国株式は若干安で取引を終えた。銀行規制案に対する不安が続いたことから、投資家たちは警戒を続けた。
11月の中国輸出の17.7%増加を示す報告書を中国政府が発表したことを受けて、先日のオーストラリア株式市場は値を上げた。この前向きな中国貿易データならびにオーストラリア国内の雇用データを背景に、豪ドルも月曜日の取引において強気にふれた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は38.6ポイント・0.8%上昇し4950.7ポイント、全株価指数は39ポイント・0.8%上昇の4981.2ポイントとなった。
銀行に引っ張られ午後に株式が早期上昇をあきらめたため、水曜日のオーストラリア株式市場は活気なく終了した。投資家が鉄鉱石価格に楽観的であったため鉱業は上昇した。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.6ポイント上昇し4925.9ポイント、全株価指数は7.7ポイント・0.15%上昇し4947.2ポイントとなった。
世界経済の回復について投資家たちが引き続き前向きであったことから、リスク性の高い資産に対する積極性が支えられた。米国の低調な住宅データにより不動産市場の回復が依然として脆い状態であることが示され、米ドルは下落した。
金曜日のオーストラリア株式市場は、National Australia BankとTelstraが値下がりし、全体として値を下げて取引を終了した。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は19.8ポイント・0.42%下落し4650.5ポイント、全株価指数は17.7ポイント・0.38%下落の4,671.9ポイントとなった。また豪ドルは金曜日に10週間ぶりの低値を記録し、1豪ドル0.8888米ドルで取引を終了した。
オーストラリア株式市場は、NABがAXA Asia Pacific Holdingsの国内およびニュージーランド事業買収に対する予期せぬ入札に反応し反落した。Woodsideの資金調達もまた市場の後退を後押しした。僅かに高値を維持して取引を終了時し、S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は8.4ポイント・0.18%上昇し4670.3ポイント、全株価指数は13.5ポイント・0.29%上昇の4,689.6ポイントとなった。
今朝のアジア株式は大半が横ばいで取引を開始した。消費者部門のレポートが投資家の信頼感を引き上げたことから、金曜日のウォール街は値を上げて取引を終えた。このデータにより、米国の金利が近々引き上げられるのではないかという期待が高まった。中国の力強い成長データを受け、イギリスやヨーロッパの株式も上昇した。