オーストラリア市場レポート 2010年6月28日
低調な米国の住宅データやヨーロッパの財務状況、そして更に重要なオーストラリアでの鉱業税計画など、国内外における不安定要素の影響を受け、金曜日のオーストラリア株式市場は2週間での最低水準で取引を終えた。 S&P/ASX200 基準指数は66.7ポイント・1.5%下落し4,413、今週において3.2%の下落となった。全株指数は64.7ポイント・1.4%下落し4,439.4となった。
低調な米国の住宅データやヨーロッパの財務状況、そして更に重要なオーストラリアでの鉱業税計画など、国内外における不安定要素の影響を受け、金曜日のオーストラリア株式市場は2週間での最低水準で取引を終えた。 S&P/ASX200 基準指数は66.7ポイント・1.5%下落し4,413、今週において3.2%の下落となった。全株指数は64.7ポイント・1.4%下落し4,439.4となった。
オーストラリア株式市場は火曜日、週末とその後の休日を経て取引を再開、ほぼ変わらずでの開始となった。ヨーロッパからの力強い経済データや連邦準備金制度職員からの前向きなコメントが取引の大半を支えたものの、昨夜の米国株式は若干安で取引を終えた。しかし、格付け会社ムーディーズがギリシャ国債を「投機的」へと格下げした後、市場心理は落ち込んだ。
アジア地域および米国経済の上向きを伝えるニュースにより、ウォール街は大きく上昇した。金曜日のオーストラリア株式市場は堅調に取引を開始しており、本日中国のプラス要因を示すデータによるさらなる上昇を期待している。
オーストラリアの株式は、ヨーロッパの負債危機による株式市場の低迷に引き続き苦しんでいる。昨日のオーストラリア市場は、変動の激しい取引のなか、ほぼ横ばいで一日を終えた。銀行に対し金融決済の一部を制限するというドイツの予想外の動きを受けウォール街が再び下落を始めたことから、水曜日の S&P/ASX200 指数は取引前半において1.5%超下落した。
原材料部門により先導された月曜日のオーストラリア株式市場は、大幅下落での取引開始となった。ヨーロッパ各国政府の大幅な支出削減により同地域の経済に対する不安が高まり、金曜日のヨーロッパ証券市場は大半が下落した。このマイナス心理はウォール街やアジア市場へ広がった。オーストラリアの S&P/ASX200 指数は月曜日の取引前半において約1.8%下落した。今日の経済ニュースとしては、オーストラリア統計局が3月の融資金融データを発表する。
ウォール街からのプラス先導に関わらず、今日のオーストラリアの株式は取引前半において下落を続けた。ギリシャとポルトガルに対する信用格付けの格下げを受け、昨日のアジアとオーストラリアの各市場は大幅下落となった。今日のオーストラリア市場は金融株に先導され下落した。
2月の消費者信用が予想外に低下したとの新数値が連邦準備金制度によって示され、昨夜の米国株式は大半が下落した。消費者信用における大幅な低下は、米国での経済回復に関わらず各家庭が依然として警戒的な心境にあることを示した。ウォール街での下落に続き、今朝のアジア市場は値を下げて取引を開始した。水曜日のアジアの株式は、石油価格の上昇や上向きな企業業績に支えられ大半が上昇した。香港のハンセン指数は1.8%上昇したが、不動産市場の沈静化に向けた更なる対策への不安により不動産株が打撃を受け、中国の上海総合は0.3%下落した。日本の日経225は0.1%上昇を記録、韓国の Kospi 総合はほぼ変化無く取引を終えた。