アジア市場レポート:12月3日
木曜日のアジア各国の株式市場は、米国の経済データが世界経済の順調な回復振りを示唆したことから、概して堅調に推移した。
木曜日のアジア各国の株式市場は、米国の経済データが世界経済の順調な回復振りを示唆したことから、概して堅調に推移した。
金曜日のアジア各国の株式市場は、ウォールストリートが下げを記録したことを受けた投資家感情の高まりから総じて下落した。主要指標の日経平均株価は一時9500円に下落、約4か月ぶりの 安値を付けた。主要通貨が米ドルに対して下落している一方で、引き続き円高状況が続いている。
いくつかの力強い業績報告がなされたものの、低調な住宅レポートを受けた昨夜のウォール街は下落した。個人所有住宅の着工数は予測を下回る0.5%増の59万棟となった、と商務省は語った。
日本のPCメモリメーカー、エルピーダメモリ(TYO:6665)が伝えたところによれば、同社の生産子会社の台湾企業Rexchip Electronics Corpがダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)価格の上昇により7-9月に利益を記録した。同四半期の純利益は10億円に上る見込みで、Rexchipは5期目にして始めて純利益を記録したことになる。
中国本土のライバル企業の買収を許可する台湾政府の計画は、世界二大大手contract chipメーカー、Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd (TSMC) (TPE:2330)とUnited Microelectronics Corporation (UMC) (NYSE:UMC)を救済するものとなりそうだ。この知らせを受けて、今日の台湾テクノロジー株は急上昇した。
Hyosung Group (SEO:004800)が、Samsung Electronics (SEO:005930)に次いで世界第二のメモリーチップメーカーHynix Semiconductors (SEO:000660)の株式の28%を買収する提案を示した。
ウォール街における下落に続いて、火曜日のアジア株式は全体的に下落した。しかし中国や日本における経済刺激策に対する投資家たちの希望が、米国市場に先導された厳しい心理を埋め合わせた。日本の日経225平均は0.7%の若干安で取引を終え、韓国の Kospi 総合は0.7%上昇、台湾の Taiex は0.2%上昇した。上海総合は1.1%下落、香港のハンセン指数は2.3%値を下げて取引を終えた。