Sydney, 2009年2月12日, AEST (ABN Newswire) - 米国の銀行支援のための修正案を背景にウォール街において大規模な売り払いが行われたことを受けて、昨日のアジア市場は全体的に値を下げて取引を終えた。日本の市場は祝日のため閉場であった。香港のハンセン指数は2.5%減、韓国の Kospi は0.7%減となった。

米国における反発に関わらず、今日のソウルと東京の市場は値を下げて取引を開始した。中国からの低調な貿易データを受けて、香港・上海の株式は不安定になる模様である。

アジア経済ウォッチ

韓国銀行は今日、金利を0.50%引き下げ史上最低の2%とした。これは同中央銀行による4ヶ月間で6度目の引き下げであり、多くの経済専門家の予測よりもさらに積極的なものであった。

中国の1月の輸出総額は904億5,000万米ドルであり、前年比17.5%減となった。中国の輸出減は3ヶ月連続となった。海外での需要が低調なため、輸出は今後も減少を続けるものと経済専門家たちは予測している。

日本の1月の卸売価格が前年比0.2%減少し、5年1ヶ月の間で初の前年比減となった。これは石油や原材料輸入価格の大幅な低下によるもので、国内でのデフレに対する恐怖が高まっている、と日本銀行は語った。

企業ニュース

インドの Tata Teleservices Maharashtra (BOM:532371) は昨日、同社株主に対する日本の通信大手 NTT DoCoMo (TYO:9437) による公開オファーのスケジュールが2月19日に再設定されたと語った。 NTT DoCoMo は昨年11月、 Tata Teleservices の株式20%に対する公開オファーを実施する予定であると語っていた。

台湾に基盤を置く Hon Hai Precision Industry (TPE:2317) は、1月の売上収益923億9,500万ニュー台湾ドルを報告した。これは2008年12月から24.3%減、また前年比では12.1%減となった。しかし同社の Terry Gou 会長は水曜日、同社は2009年において純損失を計上しない予定であると語った。

韓国のトップ金融サービス企業 Woori Finance Holdings Co.(SEO:053000) は木曜日、高い引当金により同社の2008年の売上げが前年比76.6%減となったと語った。

オーストラリア企業 Babcock & Brown Ltd. (ASX:BNB) のインド部門 Babcock and Brown India Pvt. Ltd. は、親会社の国際的な再構築の一環として同社のインドでの経営を閉鎖する。

インドの Tata Communications Ltd. (BOM:500483.BY) は、シンガポールを含むアジア地域におけるインターネット・データセンターやケーブルシステムの建設のため4億3,000万米ドルを投資すると言われている。

東芝 (TYO:6502) 株は昨日、同社がカナダの採掘企業 Uranium One (TSE:UUU) の株式19.95%を購入するため日本企業2社と提携したことを開示した後3.1%上昇した。東芝は原子力発電所を建設する顧客へのウラン販売を希望している。

China Railway Construction Corp. (HKG:1186) は今日、17億7,000万米ドルでの鉄道建設についてサウジアラビアの自治体と契約を締結したと語った。

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