Sydney, 2009年2月2日, AEST (ABN Newswire) - アジアの各市場はウォール街での落ち込みを受けて下落するものと見られている。経済の苦境や集積回路部門合併の可能性・損失見込み・格下げに関するニュースにより打撃を受けた東芝の下落から、金曜日の日本の日経平均は3.1%下落した。ハンセン指数は123.78ポイント・0.94%上昇し13,278.21で取引を終えた。上海と深川の証券取引所は今日、1週間の旧正月休みのあと開場する。

アジア経済ウォッチ

深刻化する国際不況のなかでの経済不調に加え、韓国の1月の輸出における下落は予測を上回る記録的な前年比32.8%減であったことが、月曜日の公式データにより示された。また、知識経済省は1月の輸入が前年比32.1%減であったと語った。

中国財務省は、経済減速と戦うための昨年末数週間における政府支出の急増により、同国が昨年赤字に陥ったことを明らかにした。中央・地方政府の12月の支出合計は1兆6,600億元で、前年比30.8%増であった。

企業ニュース

米国に基盤を置き中国に資産を持つ電力会社 China Hydroelectric は、香港における新規公募により2億米ドルもの資金調達を計画している、と関係者が語った。

Hyundai Kia Automotive Group は、 Hyundai Motor Co. (SEO:005380) の中国の子会社 Beijing Hyundai Motor Co. の1月販売台数が前年比35%増の42,790台となり、 Kia Motors' Corp. (SEO:000270) の中国子会社 Dongfeng Yueda Kia Motor Co. は同期比15%増の17,607台を記録したと語った。

インドの Suzlon Energy Ltd. (BOM:532667) は、コストの上昇と風力タービンメーカーの海外工場での修理作業提供により打撃を受け、同社会計年度の第3四半期において純損失を計上した。しかし Suzlon は、経済の落ち着きやコストの低下が米国・ヨーロッパ・中国・インドからの需要を押し上げ、2010年までに業界の見通しが良い方向へ向かうものと見込んでいると語った。

日本の Panasonic Corp (TYO:6752) (NYSE:PC) は、縮小する需要の中でのコスト再構築を背景に、3月までの会計年度において39億米ドルの純損失を計上する見込みである。

日本の Mizuho Financial Group Inc. (TYO:8411) (NYSE:MFG) は、12月31日までの9ヶ月間において505億5,000万円の連結純損失を計上した。これは前年の3,930億円の利益からの大幅な悪化となった。

韓国の Posco (SEO:005490) は月曜日、国際需要の不調の中で在庫量を低く保つため、2月に約20万メートルトンの鉄鋼生産削減を行う予定であると語った。

日本の NTT DoCoMo Inc. (TYO:9437) (NYSE:DCM) は、携帯機器の売上げ低下や企業顧客からの需要低下により収益が減少し、同社会計年度の第3四半期において純利益が30%減少したと語った。

中国のeコマース巨大業者 Alibaba.com Ltd. (HKG:1688) は、同社の拡大ローン補助計画のもとで60億元超相当の融資を中国の銀行8行から確保し、中国の小規模企業を支援する計画を立てている。

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