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米国市場での後半の回復を受けて、金曜日のアジア各主要指標は上昇した。日本の日経225は0.96%上昇、韓国の Kospi は0.5%上昇で取引を終えた。上海総合は3%上昇し2,300ポイントを上回り、香港のハンセン指数は2.47%高、台湾の主要指数は2.1%上昇した。

最新の暗いGDP数値により日本経済が10月‐12月四半期において約35年間での最速ペースで縮小したことが示されたことを受けて、今日の東京株式は入り混じった状態で取引を開始した。

アジア経済ウォッチ

日本の経済は、2008年最終四半期に30年超の間で最も急なペースで縮小した。10月‐12月における国内総生産はその前の3ヶ月からインフレ調整済みで3.3%減少し、年率ベースでは12.7%であった。急速な経済の悪化に対応するための追加刺激策を実行するべく、政府は2009年会計年度における大規模な追加予算を検討している。

中国人民銀行は、ゼロもしくはゼロ近くの金利政策は同国にとっての最善策ではないとして、さらなる金利引下げを行わない模様である。現在の基準預金利率は2.25%となっている。

韓国の銀行は、企業部門や国内経済の再構築を支援するため銀行資本増強資金20兆ウォンを使用する予定であると語った。その各銀行は破産した事業を除いた満期を迎える企業融資の継続を決定した、と金融サービス委員会と韓国銀行連合は共同発表において語った。

企業ニュース

Bank of East Asia (HKG:00023) は、同行の債務担保証券残高の処分から、昨年の純利益において90%超の減少を発表すると言われている。

China Aviation Oil (Singapore) Corp. (SIN:C47) は、2008年会計年度に黒字を維持する予定ではあるものの、上海浦東空港でのコストのかかる航空機燃料在庫により2008年第4四半期において純損失を見込んでいると警告した。

日本で2番目の規模の製紙会社である日本製紙グループ (TYO:3893) は月曜日、海外事業拡大のために PaperlinX Ltd. (ASX:PPX) のオーストラリア製紙部門の買収を検討していることを認めた。しかし正式には何も決定されていない。

DBS Group Holdings Ltd. (SIN:D05) は、悪化した経済により継続的な料金・コミッションの減少、不良債権の増加がもたらされ、第4四半期の純利益において40%の減少を報告した。第4四半期の純利益は2億9,500万シンガポールドルで、前年の4億9,100万シンガポールドルから減少した、と DBS は語った。

China Pacific Insurance (Group) Co. (SHG:601601) は月曜日、同社の1月の保険料収入は前年から5%減少の112億元であったと語った。

三洋電機 (TYO:6764) は、日本の西部にある大阪に2010年末までにオープンする太陽電池工場を60億円で建設する予定であると語った。現在340メガワットの同社の太陽電池総生産量は、その工場により同会計年度には600メガワットとなる予定である。

China Petroleum & Chemical Corp (SHA:600028)(NYSE:SNP) 、 China National Offshore Oil Corp 、 China National Petroleum Corp などの中国の石油・ガス巨大企業は、少なくとも30億米ドルとなる米国基盤の Kosmos Energy の主要資産に対する入札最有力候補としてそのうち1社が政府から選出されることを待っている、と市場関係者は語った。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
TEL: +61-2-9247-4344
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



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三洋電機
       

日本製紙グループ
      

DBS Group Holdings Ltd
      

China Petroleum and Chemical Corp (Sinopec)
      

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